パリが舞台の映画で、一番好きなのは「Before Sunset」
「Before Sunrise」の続編。
若い頃、欧州を旅して同じ列車、同じ車両に偶然乗ったアメリカ人のジェシーとフランス人のセリーヌが意気投合し、ウィーンで途中下車して一日観光をする。
2人は強く惹かうけれど、テキサスとパリという遠距離恋愛を始めるにはお互い若すぎて続かないと判断し、連絡先も交換せずこのまま思い出にしようと決める。
ところが別れの列車が発車する直前に「半年後の今日またここで会おう」とジェシーが言い出し、セリーヌも強く同意して別れる。
ここまでが1作目の「Before Sunrise」。

それから9年後の再会がこの映画。

ジェシーはその半年後、約束の時間に約束の場所に行ったけれど、セリーヌは現れなかった。本当はセリーヌも行くつもりだったけれど、その前日彼女の大好きなおばあちゃんが亡くなったため、行くのを諦めたのだ。
その後ジェシーは大学で知り合った女性と付き合い、子どもができたので結婚、そして作家になってセリーヌとの思いでを小説にした。
それが大成功!
その本のお披露目でジェシーはパリを訪れ、2人は再会。ジェシーは大人の女性となったセリーヌに再び恋をする。
映画では、セリーヌとの再会を一分一秒大事にするジェシーと笑ったり怒ったり泣いたり、それでいて新鮮な会話が途切れないセリーヌが生き生きと描かれていて、前作同様、このふたりはこの後どうなるんだろう?それは見る人の想像におまかせ、で終わっている。

実はこの続編があるけれど、3作目は読者レビューを読んだだけで興味がなくなり、観ないことに決めた。

その代わり、私なりに考えてみた。それはこんな感じになった。
この再会の後、ジェシーは何かと用事を見つけては頻繁にパリに来るようになり、そのうちとうとう妻とは別居。
ジェシーはパリで次作を執筆することに決め、セリーヌと暮らし始める。
ただし、定期的に必ずNYの息子、ヘンリーに会いに行った。
セリーヌは何度か妊娠するが、その都度流産。
それもあってか、ヘンリーに会いに行くジェシーと度々口論するようになる。
その後、セリーヌはある出来事がきっかけで知り合ったアジア系孤児の少女ベスを引き取り、養女にすることを決める。
ベスが引き取られてからのセリーヌとジェシーのパリでの生活は安定した。
NYには妻と息子、パリには恋人と義理の娘がいて、NYとパリを行き来しながら、ジェシーは作家として大成していく。ジェシー夫婦の間柄は相変わらず冷め切っていたが、経済的な支援と思春期のヘンリーには父親が必要だったので、妻とは離婚はしなかった。
セリーヌは経済的に自立していたのでジェシーのサポートは必要なかったが、血のつながりには嫉妬を覚えていた。それでも自分を生涯の恋人としていつまでも愛してくれるジェシーをいとおしく思うのだった。
数年後、ジェシーはガンを発病し亡くなる。
それから10年の歳月が経ち、若手ジャーナリストのヘンリーと大学生のベスは旅行中のウィーンで偶然知り合い、恋に落ちる。
旅行から戻り、ヘンリーはベスのこと、母親セリーヌのことを知るが、あきらめきれずヘンリーはベスに会いにパリに来る。
その後の展開は想像におまかせ。
ほら、このほうがずっと映画的。(^^)v